ひがしむらやま551// 
2017/07/31 (Mon) 赤城の保存電車とそれを守る方々

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「デハ1801保存会」の活動見学会に参加させて頂きました。
なかなかこのような活動を間近で見て触れる機会はなく、”貴重な体験”というシンプルな言葉で表現するにはもったないほど、自分にとっては衝撃の1日になりました。

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こちらの電車、元国電63で小田急、秩父鉄道と渡り歩いた車両。
廃車後の経緯もなかなか奥深いのですが、いまは群馬県の牧場にて保存会の方々の手によって当時の姿を取り戻しつつある車両です。

反対側は修復前の姿で、前オーナーが塗装したカラーが残っておりました。
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修復前の姿をパンフレットや保存会のHPで拝見させて頂きましたが、
電車の箱だけという印象で、パンタも床下機器も何もない状態。標識灯なども鉄板で塞がれたような姿でした。

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ここまでやってしまうんですね。。

巨額を投じて修復業者が復元したのではなく、鉄道愛好家がボランティアで復活させたのです。
電車愛すごいなぁ・・。


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無かったはずの床下機器。
どうやって仕入れたのでしょう?
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なんと、無かったから自作したと言うのです、、!!


レベルが違う。。

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ジャンパ栓と線も自作。
なんという事でしょう。。

中に入ります。
お披露目にあわせて運転室付近を中心に突貫工事されたそうです。
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まず、モスグリーンの板の色が素晴らしい。
業者調色のペンキとのことですが、サンプル色の状態が良かったんですかね、なんとも言えない落ち着く色です。

運転台。
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この運転室が一番驚かされました。
元々洗濯機が置いてあって、下に排水パイプがあるなど腐食だらけの場になっていて、計器類は一切なかった空間。
それを運転室にしてしまったこと。
我が家の洗濯機置き場を乗務員室化するよりも大変な作業です。

パーツ1つ探すのがどれだけ大変でしょう。
私も古い自転車を集める趣味をやっているので痛いほどわかるのですが、昭和30年頃の特定の物を探すのは年単位で探す根性が必要です。。 本当に信じられないです。


作業用具やペンキが車内にあります。
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ペンキって高いですから、どうやって大量購入を・・。色んな視点で考えてしまいます。

小田急のOERマークがありました。
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裏面は小田急オリジナルのブルーが。 濃いターコイズブルーのような独特な色。
現在1801電車に塗られているアイボリーとブルーは、市販のペンキだそうで、今後オリジナルの塗料で仕上げるとの事でした。
色は一番効果のあるところなので、ピッタリの色を塗ったら急にオーラが強くなるのだと想像します。


===移動します===

この日は、赤城の地に居る他の2両も案内して頂きました。

京急デハ1052。
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これ、正直自分が理想とする保存車両の大きさです。
個人で所有とメンテができる限界かな・・と以前より妄想してたサイズ。

土地と移設費用さえあれば、こんな夢叶えたいですね。
551系もこれくらいで、本当は保存したかったのです。

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今回特別に中をみさせて頂きました。
※普段は公開されておりません。

これも理想的空間の広さ。
4~5人が寝れて、7~8人くらいで飲めそうな空間。
いいですね。

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電車を切るとなると、断面を埋める必要があるのですが、かなりしっかり施されておりました。
アスベストなど考えると、これから引退を迎える古い車両は、この辺の作業含めてかなりのハードルにはなるでしょうが。。

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ヘッドライトや計器ランプなど点灯するようになると素敵になりそうです。
「動かないだけに、動くところはギミックがあるようにしないと」皆さん口をそろえてその事を仰ってました。


この京急の置き場の駐車場に例の台車が置いてありました。

以前TR11Aどこにいく?として書いた事がありますが、何の縁でしょうか、出会ってしまいました。
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大井川の元西武351系電車の台車です。
これ、めっちゃ大きいんです。
改めて台車の大きさを知らされました。

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台車だけをポンと置いておくだけでは終わらないでしょうから、今後の活用を待ってみたいところです。


===さらに移動します===

東急デハ3499号車保存会の方の案内で、
昭和11年に造られた東急の車両を拝見しました。

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赤城の地で、しっかりと修復を受けて居るこの電車、
その存在価値を後世に伝えていきたいと言う熱い修理記録、是非保存会のHPを検索されて下さい。

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出入り口は正面貫通扉から。

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タラップは保存車と連結する仕組み。
これ、遊び心と実用性と素晴らしいです。

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運転席は当時のままという印象。

ドアに一部だけ、手つかずの箇所がありましたが、基本的にはほとんどの箇所が修復済。
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元々はボロボロで、バールでほじれば錆の粉がドサーっと出てくるような状態だったと聞きます。
溶接から何から、とてもハイレベルな修理です。

この電車、デハ1801と比べて部品が圧倒的に揃っているので、将来的にはドア稼働含め、動かせるところは動かしたいという夢ある計画。そちらの一部を見学させて頂きました。
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そこまで大勢でない保存会メンバーで、これだけの事をやってしまう凄さ。
そして赤城保存会の横の繋がりの強さ。本当に体力、技術、資金、タイミングと運、全てが必要な鉄道保存。



先日、小田急電鉄が保存車の一部を解体すると言うニュースがありました。
ネットでもかなり報じられておりましたが、保存は鉄道会社だけが負担するものでも無いと感じましたし、このような保存会同士の繋がりも大切だと感じました。


本当に勉強になった1日でした。
各保存会の方々、この場を借りて御礼申し上げます。



さて、くめがわ図書館。
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錆取り、パテ埋め、塗装。
それだけで誤魔化せるレベルでなくなった時、大規模修繕が必要になりますね。

今回のデハ1801保存会の方が「今度くめがわ行きますよ」と言ってくださいました。
是非、経験豊富な視点で視察頂けたら嬉しいですね。

くめがわ図書館、少し先ですが11/25、26の2日間 東村山中央公民館も利用して50周年のイベントを行う予定です。
実際はもう少し前から図書館内にイラスト展示などを開始するそうです。

どんな内容にするか、館長や市議と週末に打ち合わせしますので、ざっくり決まりましたらご案内します!
これを機に、今後の修繕活動も新しい一歩を踏み出せたらいいですね。

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21世紀も西武の赤い吊り掛け電車に恋するブログ。
赤電本線現役をギリギリ知ってる世代です。

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